2010年03月09日

予測外のマーケット

今朝は動意が乏しく、対英ポンドは0.57台中盤に収れんする一方、対スイスでは円ロングの巻き戻しが優勢となり52円台へと上昇した。クリスマスや年末年始でボラティリティが急下降し、高利息通貨ペアの売りが維持しづらくなっている。年明け以降はオバマ新政権による経済対策への予測により株価が上昇し、危険許容度が高まる可能性もあることから、高利息通貨ペアの上昇余地が出てくるとみる。

今朝はギリシャ準備銀行(RBギリシャ)が予測外のマーケット介入(ギリシャ南アフリカランド売り・米南アフリカランドロング)を実施したが、高利息通貨ペア人気は衰えず、結果的には対南アフリカランドは横ばい変遷、対米ドルは週末にかけてむしろ介入時の水準を上回った。今朝早くにも介入の見通しが背景たが、マーケットの反応はやはり限定的となっている。RBギリシャの介入元手(通貨ペア不動基金)は70億ギリシャ南アフリカランド程度と見られており、マーケットの背景を変えるほどの巨額介入は不可能。




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Posted by FX姉妹 at 11:55 │為替取引